パッケージアカデミーについて

2016年8月5日

こんにちは、中野木型製作所 鈴木です。

今日も一日中暑かったですね。最近はお昼からクーラーが効かず、夕方までそこそこ温度の高い事務所で仕事をしています。

今日は9月24日から半年をかけて開催されるパッケージアカデミーについてお話します。

その前に…

私の日々の仕事は主に紙製品の設計をすることです。デザイナーの皆さんはどうでしょう。構造の設計が出来る方もいれば、数字を入力すれば展開図が出来てくるソフトを使ってらっしゃる方もいるでしょう。まさか自分が立体の設計まですることになるとは…と、会社に入ってから思ってもみなかった展開になってる方もいらっしゃると思います。最近は、会社に入ってから初めて立体に取り掛かる事になり、全く分からないけど設計しないといけないという方が多い様に思います。今まで以上にデザイナーに求められる事が増えてきているのも事実です。軸は構造設計かデザインかどちらかだとしても、設計・デザインともにに理解があるならば、様々な視点からクリエイティブできますからどんな仕事が来ても強いですね。

パッケージアカデミーでは、素晴らしい講師の方々と一緒に半年という期間の中でデザインと構造を学びます。

量産するパッケージはほとんどが木型を作りトムソンで抜きます。ですので木型を作るということを念頭に入れた設計しなくてはいけません。どういう流れでパッケージが出来上がるのか、量産できる形状とそうでない形状、機械加工と手加工のコストの差、強度はどうやって作るのか等、量産を踏まえてのお話。またパッケージを測ってデータを作る時はどうやって測るのか等、そんな地味で日々使えるお話をたくさんさせていただきたいと思っています。

貼箱の講座では、手作りの貼箱は高価ですが、美粧性が高くて貼箱だけでも商品となります。貼箱は段ボールや洋紙の箱とは全く構造も製造工程も異なります。今回は、デザイン性が高く、品のよい貼箱を製作することで定評のある村上紙器工業所さんのところで制作体験をし、貼箱に使う紙の素材や中に入る緩衝材、箔押し等について学びます。

消費者の購買意欲を刺激するという役割と、ブランド価値や商品の価値を高めたりする役割を持つのがパッケージデザインです。大きな箱なら大きな面の中で、小さな箱なら小さな面の中でどんなデザインにすれば店頭でお客様の目に止まるのか、デザインの考え方やマーケティング、加工や包装、その他盛りだくさんの講座の後、オリジナルデザインを作り発表します。

いっぱい手を動かして作る、いっぱい議論する。それぞれの立場の人がそれぞれの現場で使える知識を一緒に勉強しませんか。

募集締め切りは9月10日までです。詳しくはパッケージアカデミーのページをご覧ください。みなさまの参加お待ちしております。

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