パッケージアカデミーで学ぶこと その2

2016年8月22日

前回は、基本になる3つの構造を学ぶというお話をしました。今回は、ギフトに多い数種類の商品を詰め合わせする箱について少しお話します。

前回紹介しました基本のパッケージ3種は、展開図にすると1面の中で箱が完結しますが、ギフトに使う箱は身箱と蓋に分かれるので、展開図にすると2つになります。
しかも、形や大きさが異なる商品を詰め合わせるので、商品と商品との間や、商品と箱との間に隙間が出来、そこを埋めないと商品が割れてしまったり、壊れてしまったり他の商品と干渉してしまったりします。ですので、身箱と蓋、そして商品を固定する為の緩衝材が必要になる事が殆どです。

講座の中では、四方から組んで箱になる構造を学びます。考え方と構造を学んでおくと、数種類への応用がききます。四方から組むと言っても、その方法は何種類もありますのでその中でも基本となる形を身につけます。

それと共に、中に入る緩衝材についても考え方と展開のパターンを学びます。商品のサイズは様々なので、上げ底をしないといけない場合や上下を詰めないといけない場合、ギフトを受け取った人が蓋を開けた時に嬉しくなる様な見た目、荷重のバランス、空間率、そしてコストの事を考えないといけません。
それらの考え方と展開図を学びますが、どんな素材の紙を使えば良いのか等も講座の中でご紹介しています。

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